定年まで勤めていたのが、大阪に本社のある大手電工会社。その関連ハウスメーカーに依頼して、緑の山並みがきれいなこの住宅地に家を建てたのが、昭和48年のことです。
おかげさまで家の方はいまだにびくともしていませんが、亜鉛鉄板に塗装を施した屋根は、5年に1度くらいのペースで塗り替えをしてきました。しかしそのうち、塗り替えをしてもはがれるようになってきて、そろそろ葺き替えないとダメだな、と思っていた時にポストに森建築板金工業さんのチラシが入ったんです。確か平成19年のことでした。
いま思うと不思議なのですが、普通だとチラシを見てすぐに頼もうとは思わないですよね?私たちには親会社の関連会社に依頼するという選択肢もありましたから。
でも、その時は「ああ、一軒一軒ポスティングして大変だな」と思ってしまった。そう思わせる何かが、その手描きのチラシにこもっていたのでしょうかね。とにかく一度話を聞きたいと、チラシに書いてあったメールアドレス宛に送信したんです。
ところが待てど暮らせど連絡が来ないんですわ。そこで私も放っときゃいいのに、またまた「どうなってるんだっ!」って連絡しまして・・(笑)。普通はそんなことしないんですけどねえ。ご縁があったとしか言いようがないですね。
無論、二度目はすぐに森社長が飛んできてくれました。聞くと、チラシを作る時に「メールくらいないとカッコ悪いだろう」ということでアドレスを書いたものの、あまりパソコンを見る習慣がなかったんですって!(笑)森さんの名誉のために言っておきますと、現在はパソコンを活用するための研修にもご夫婦で出かけられ、達人になっておられます。
このちょっとしたハプニングがあったおかげで、出会いがよりインパクトの強いものになったかもしれませんね(笑)
森社長を見て感じたのは、とにかく一生懸命だなということ。この青年なら信用できそうだ、と思った私は、屋根を葺き替える際に、断熱ができないかどうかも併せて相談してみることにしました。
「わかりました。調べてきます」。そう言って帰っていった森社長は、今度は専門家に構造計算してもらった結果を持って、訪ねて来てくれました。そして、断熱するとしたらこういう方法があること、ただし屋根が重くなるので、万一このくらいの地震がくれば少し心配である、といったデータ的なことなどを細かく説明してくれました。
そして「私としてはこの屋根材を使ったこの方法をお勧めします」という自分なりの答えも、材料のサンプルもきちんと用意していました。じつに行き届いた内容だなと思いましたね。しかも一生懸命考えて、努力した跡がはっきりと見えた。若い人がそんな風に頑張っているのに、私たち年輩世代がそれを無視するわけには行かないでしょう?
腕のほどは施工してみるまでわかりませんが、人柄を信用して、森建築板金工業さんにお願いすることに決めました。
▲経年変化によりカビや塗装の剥れが見られたU様邸の屋根
▲20年はメンテナンス不要のガルバリウムに
そうそう、もう一つ決め手になったのが価格です。この家を建ててくれたメーカーで葺き替えることを思うと、かなり予算を抑えることができました。もちろん森さんとそのハウスメーカーとでは、施工の方法が全く違うので、単純に比較はできません。しかし、森さんから細かく説明を受けて、「それならまず大丈夫だろう」と納得した上でのこの価格ですので、かなりリーズナブルだったという思いはありますね。
ちょうど2年が過ぎたところなので、結果が出るのはまだまだ先ですが、丁寧な仕事をしていただいたし、何かあればすぐに駆けつけてくれるので、安心しています。
勤めていた時には、奈良に住んでいながらほとんどの時間を会社のある大阪で過ごしていましたが、定年になってから、地域の公民館などの講座に講師としてお呼びがかかるようになりました。社会保険労務士をしていますので、間もなく定年を迎える方々に年金雇用保険のお話をしたり、高額療養費の請求をしないで損していませんか、といった内容のお話をしています。結構盛況で、みなさん熱心に聴いてくださるんですよ。
そうなってみて思うのは、身近なところで自分にできることがあって、人に喜んでもらえることの有難さです。若いパワーがいっぱいの森建築板金工業さんには、ぜひ地元の人たちの家を守るんだという気概をもって、”頼られる屋根屋さん”になっていってほしいですね。もちろん、私たちも森さんを頼りにしている一人です(笑)。
じつはU様は、私たちが工務店の下請けから脱して、個人のお客様から直接、屋根リフォームの仕事をお受けしたいと考えた時の、記念すべき第1号のお客様なんです。あの頃は仕事を終えるとすぐにチラシを持って、1軒1軒ポスティングして歩いていました。3000枚配ったチラシのうち、反応を返してくださったのはU様だけ。それがどれほど有難かったことか、口では言い表せません。(それなのにメールに気づかないというドジなことをしてしまいました。U様、本当に申し訳ありませんでした!)
私はコチコチに緊張してしまって、変な答えを返したこともあったかもしれないのですが、いつも温かく接して下さいました。”お客様の笑顔を直接見られる仕事がしたい”という夢に向かって歩いていく勇気を与えて下さったU様、本当に有難うございます。初心を忘れずに、これからも地道に歩んでいきます。どうか見守っていてください。お願いします。
定年まで勤めていたのが、大阪に本社のある大手電工会社。その関連ハウスメーカーに依頼して、緑の山並みがきれいなこの住宅地に家を建てたのが、昭和48年のことです。
おかげさまで家の方はいまだにびくともしていませんが、亜鉛鉄板に塗装を施した屋根は、5年に1度くらいのペースで塗り替えをしてきました。しかしそのうち、塗り替えをしてもはがれるようになってきて、そろそろ葺き替えないとダメだな、と思っていた時にポストに森建築板金工業さんのチラシが入ったんです。確か平成19年のことでした。
いま思うと不思議なのですが、普通だとチラシを見てすぐに頼もうとは思わないですよね?私たちには親会社の関連会社に依頼するという選択肢もありましたから。
でも、その時は「ああ、一軒一軒ポスティングして大変だな」と思ってしまった。そう思わせる何かが、その手描きのチラシにこもっていたのでしょうかね。とにかく一度話を聞きたいと、チラシに書いてあったメールアドレス宛に送信したんです。
ところが待てど暮らせど連絡が来ないんですわ。そこで私も放っときゃいいのに、またまた「どうなってるんだっ!」って連絡しまして・・(笑)。普通はそんなことしないんですけどねえ。ご縁があったとしか言いようがないですね。
無論、二度目はすぐに森社長が飛んできてくれました。聞くと、チラシを作る時に「メールくらいないとカッコ悪いだろう」ということでアドレスを書いたものの、あまりパソコンを見る習慣がなかったんですって!(笑)森さんの名誉のために言っておきますと、現在はパソコンを活用するための研修にもご夫婦で出かけられ、達人になっておられます。
このちょっとしたハプニングがあったおかげで、出会いがよりインパクトの強いものになったかもしれませんね(笑)
森社長を見て感じたのは、とにかく一生懸命だなということ。この青年なら信用できそうだ、と思った私は、屋根を葺き替える際に、断熱ができないかどうかも併せて相談してみることにしました。
「わかりました。調べてきます」。そう言って帰っていった森社長は、今度は専門家に構造計算してもらった結果を持って、訪ねて来てくれました。そして、断熱するとしたらこういう方法があること、ただし屋根が重くなるので、万一このくらいの地震がくれば少し心配である、といったデータ的なことなどを細かく説明してくれました。
そして「私としてはこの屋根材を使ったこの方法をお勧めします」という自分なりの答えも、材料のサンプルもきちんと用意していました。じつに行き届いた内容だなと思いましたね。しかも一生懸命考えて、努力した跡がはっきりと見えた。若い人がそんな風に頑張っているのに、私たち年輩世代がそれを無視するわけには行かないでしょう?
腕のほどは施工してみるまでわかりませんが、人柄を信用して、森建築板金工業さんにお願いすることに決めました。
そうそう、もう一つ決め手になったのが価格です。この家を建ててくれたメーカーで葺き替えることを思うと、かなり予算を抑えることができました。もちろん森さんとそのハウスメーカーとでは、施工の方法が全く違うので、単純に比較はできません。しかし、森さんから細かく説明を受けて、「それならまず大丈夫だろう」と納得した上でのこの価格ですので、かなりリーズナブルだったという思いはありますね。
ちょうど2年が過ぎたところなので、結果が出るのはまだまだ先ですが、丁寧な仕事をしていただいたし、何かあればすぐに駆けつけてくれるので、安心しています。
勤めていた時には、奈良に住んでいながらほとんどの時間を会社のある大阪で過ごしていましたが、定年になってから、地域の公民館などの講座に講師としてお呼びがかかるようになりました。社会保険労務士をしていますので、間もなく定年を迎える方々に年金雇用保険のお話をしたり、高額療養費の請求をしないで損していませんか、といった内容のお話をしています。結構盛況で、みなさん熱心に聴いてくださるんですよ。
そうなってみて思うのは、身近なところで自分にできることがあって、人に喜んでもらえることの有難さです。若いパワーがいっぱいの森建築板金工業さんには、ぜひ地元の人たちの家を守るんだという気概をもって、”頼られる屋根屋さん”になっていってほしいですね。もちろん、私たちも森さんを頼りにしている一人です(笑)。
じつはU様は、私たちが工務店の下請けから脱して、個人のお客様から直接、屋根リフォームの仕事をお受けしたいと考えた時の、記念すべき第1号のお客様なんです。あの頃は仕事を終えるとすぐにチラシを持って、1軒1軒ポスティングして歩いていました。3000枚配ったチラシのうち、反応を返してくださったのはU様だけ。それがどれほど有難かったことか、口では言い表せません。(それなのにメールに気づかないというドジなことをしてしまいました。U様、本当に申し訳ありませんでした!)
私はコチコチに緊張してしまって、変な答えを返したこともあったかもしれないのですが、いつも温かく接して下さいました。”お客様の笑顔を直接見られる仕事がしたい”という夢に向かって歩いていく勇気を与えて下さったU様、本当に有難うございます。初心を忘れずに、これからも地道に歩んでいきます。どうか見守っていてください。お願いします。